わたし、陽子という名前がずっと嫌いだった。
お母さんへ
わたし、陽子という名前がずっと嫌いだった。
名前が嫌いすぎて、自分の存在も嫌いで、辛かった。
40数年間、ずっと嫌いで嫌いで、いやだった。
苗字が『宮浦』で暗いイメージだから、明るい『陽子』にした。って聞いたことある。
でも、私は、実家の家族には明るい性格を出せずにいつも不機嫌。反抗期のような態度。
願った名前と私の態度が一致してない。
お母さんから『舞美にしたかった』って話を何度か聞いたことがある。
『舞美が良かったな。。陽子いやだな。。』て、気持ちが未だに離れない。
お母さんからすれば、「付けたい名前を付けられなかった。」「舞美と付けたかった」「義父から、親でも名前をつける権利はないと言われた。」と、何の悪気もなく、ただの話しのネタの1つかもしれない。
でも、わたしは、とても辛くて悲しい話しに受け取った。
お父さんお母さんにおじいちゃんたちが私の幸せを願って付けてくれた名前。
それでも、好きになれなかった。
ごめんね。
わたしは、わたしの名前をわたしが自由に付けて生きていきますね。
今は、アカゲノアンコという名前で生きています。