自分の名前が好きになれない理由。
わたし、『陽子(ようこ)』って名前なんですね。
好きじゃなかったなぁ。。
好きじゃないなぁ。。
違う名前が良かったな。。
子供の頃からずっと思ってて、今42歳になってもまだ思う。
鷹狩のおじいさんおばあさんに『よーちゃん』て呼ばれるのは、すきだった。
お父さんお母さんから『ようこちゃん。よーちゃん。』て、呼ばれたかったな。。
大人になってからお母さんに『ちゃん付けで呼ばれたかった。』て言ったことがある。
お母さんなりに呼ばない理由があったらしい。
『子供にちゃん付けで呼ぶのはどうかと思う。』なんだって。
それから、子供の頃から何度も聞いた話で、
『陽子って名前は、清さん(わたしの父方のおじいちゃん)が付けた。お母さんは「舞美(まゆみ)」にしたかった。清さんが、『そんな名前読まれへん。』って言った。自分の娘には当て字にしてるのに!』と、何度も聞いて、その度にわたしは切なかったな。。
陽子て呼ばせてごめん。
舞美て呼ばせてあげられなくてごめん。
この気持ち、強く握りしめてるなぁ。
42歳になっても、未だに、陽子が好きになれない理由でした。
わたし、お母さんのことが好きなんやね〜。
大人になってから出会った友達に、『なんて呼んだらいい?』て聞かれたら、躊躇なく『よーちゃん』て言って、呼んでもらってる。
何人にも呼んでもらってるけど、やっぱり満たされないね。
それでも、わたしは舞美じゃなくて陽子として生まれてきたし生きている。
今度お母さんに『お母さんが付けたかった名前で呼んでいいよ。』て言ってみよっかな。
おしまい。